日本語にない6つの英語の母音(無料リスニング用MP3付き)

Updated: Jun 17


「英語が速すぎて、知っている単語でも聞き取れない!勇気を出して話してみても、わかってもらえない!」と思ったことはありませんか?

実は、英語はただ速いだけではないんです。聞き取りが難しい、または、相手に通じにくくなる原因には、さまざまなものがあります。

英語の発音は、3つのレベルで考えなければいけません。

① 音素(言葉の中の一つ一つの音)の発音

② 言葉の発音

③ センテンスの発音


今回は一番ベーシックなところ、音素についてお話ししたいと思います。


英語には、日本語にない音が含まれています。

多くの先生は、日本人が難しいと感じるRとL、V、THなどにフォーカスしますが、今回私は、あまり話題にされない、日本語にない母音についてお話ししたいと思います。子音と比べると、母音はそんなに難しくないと思うかもしれませんが、実は、英語の母音は、聞き取るため、そして通じる英語を話すためにとっても大事なものなんです。

日本語にないからと言って、日本の方がその発音ができないというわけではないです!

少し発音しづらいものもいくつかありますが、今回は日本語にない6つの英語の母音のコツをご紹介します。

日本語には、「あ、い、う、え、お」の5つの母音がありますよね。

ですが、英語には大きく分けて、10個もの母音があるんです。

生まれてからずっと染みついている母国語の癖があることから、新しい言語の発音が難しいのは当然です。ですが、その言語の発音のコツを押さえて、意識しながら諦めずに練習を続けることで、より通じやすい発音に近づきます。

そして、より通じやすい発音を習得することによって、驚くほどにリスニング力も伸ばすことができ、英語でのコミュニケーションがますます楽しくなるはずです!このブログがみなさんの学習のモチベーションになれたら幸いです。

それでは、みていきましょう!

æ

例:hat(帽子)、pan(フライパン)、map(地図)、fast(早い)、sad(悲しい)、Japan(日本)、hand(手)、have(持つ)、fan(ファン・扇風機)、can(缶)、lamb(子羊)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)



日本の方は、この音を「ア」と発音しがちですが、英語では全く違う音になります。

----- ポイント-----

・æは「エ」と「ア」の間にある音なんです。私はよく「ェァ」と表記します。

・「え」の後に「あ」というよりも、同時に発音してみてください。

・口を広く開けて、「エア(同時に)」のように発音します。

・「エ」を発音するときより、舌の後ろの部分が下がっているはずです。

知っているカタカナの発音と実際の発音の違い

皆さんが知っているカタカナの発音と、実際の発音の違いを比べてみましょう。違いが聞き取れますでしょうか?

apple(アップル) bag(バッグ)

fan(ファン)

cat(キャット)

map(マップ)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


・bag(カバン) を「バッグ」と発音すると、bug (虫)に聞こえてしまいます。

・fanを「ファン」と発音すると、fun(楽しい)に、聞こえてしまう可能性が高いです。

・hatをカタカナ通りで発音すると、hot (暑い)に聞こえます。アメリカ英語では、「o」はよく「ア」と発音するんです。

・同じように、map の母音を「æ」ではなく「あ」にすると、mop(モップ)に聞こえる可能性が高いです。

もちろん、会話の流れで分かるものもあれば、相手が混乱してしまうこともあると思いますので、少し意識してみるといいかもしれません。

ə と ʌ

例:cup(コップ)、cut(切る)、nut(ナッツ)、shut(閉める)、fun(楽しい)、sun(太陽)、gun(銃)、run(走る)、luck(幸運)、love(愛)、us(私たち)、much(たくさん)、one(一つ)、done(終わっている・できている)、come(来る)、month(月)、but(でも・しかし)、listen(聞く)、mother(母)、brother(兄・弟)、police(警察)、pilot(パイロット)、second(二番目)、season(季節)、reason(理由)、economics(経済)、around(くらい・〜の近く)、away(ここから〜)、about(くらい)

(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


この音は、私の名前、Summerにも入っています。

そして、この音は「schwa」と呼ばれています。

実は、「uh」の音は、2つの発音記号で表記することがあります。一つ(ʌ)がすこし長めで、もう一つ(ə)がより短いのですが、その2つの音が非常に似ているので、ここでは一緒に「schwa」としてまとめたいと思います。

schwaはとっても大事です。なぜなら、英語で一番よく使われている母音だからです。

よく「ア」と表記されますが、実際はちょっと違います。

----- ポイント-----

・「ア」のように口を大きく開けすぎず、力を抜いた感じで、短く「ァッ」のように発音します。

・「ア」と「ウ」の間の音です。

・「ア」はのどの奥で発音しますが、「əʌ」はもう少し前の方で発音します。

luckとlockの発音の違い

例えば、この2つの言葉の発音の違い、聞き取れますか?

lock - luck

lockはアメリカ英語では、「ア」の音で発音しますが、luck は schwaの音で発音します。


「なぜSchwaがそんなに多く使われているの?」

なぜSchwaがそんなに多く使われているか・・・それは、以下の言葉でお分かりいただけるかと思います。

banana

Bananaは音節が3つあります。BA・NA・NA。

英語では、音節が3つある名詞や固有名詞は、よく二番目の音節を強調します。

baNA・na

のように。

強調する真ん中の「A」は、先ほどお伝えした「æ」の音になっています。 ですが、最初と最後の強調しない「A」はschwaの発音になっています。

このように、英語では、強調されない母音はよくschwaの音になるのです。

スペルで発音を判断できないことも

次に発音する言葉は、スペルは部分的に同じですが、母音を強調するかしないかによって、発音が変わります。Bananaの最初と最後のAのように、強調しない母音は、ここでは「əʌ」の音になっています。

注意深く聞いてみてください。 at - attend

Tom - atom

men - women

office - official


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


「ə 」は A、I、O、U、E、全部指すことがある

schwaは全ての母音のローマ字、A、I、O、U、Eで使うことがあります。

例えば、

A:about、woman

I:family、military

U:album、understand

E:telephone、problem

O:reason、photograph

ご覧の通り、SCHWAの発音はとても頻出なので、練習する価値はあると思います!

ɪ

例:is(〜である)、big(大きい)、ill(病気)、bill(会計)、will(〜であろう)、fill(いっぱいにする・埋める)、kick(蹴る)、king(王)、kid(子供)、kit(キット)、pin(ピン)、pig(豚)、pink(ピンク)、pick(選ぶ)、miss(逃す)、women(女性達)、orange(オレンジ)、cabbage(キャベツ)、music(音楽)、begin(始める)、visit(訪れる)、minute(分)、fish(魚)、gym(ジム)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)

この音は、英語では「Short I、(短いI)」と呼ばれています。

日本語では「イッ」と表記されることがよくありますが、こちらもちょっと違います。



----- ポイント-----

・日本語の「イッ」の音よりも短いです。

・「イッ」と「エッ」の中間の音です。

・舌の力を抜いて、軽く、短く発音します。

(カタカナでの表記は、あくまでも英語の音の目安です。正しい発音は、必ず音声でじっくり聞いてから真似してみてくださいね🤗)

「イ」の発音が強すぎると、違う言葉に聞こえてしまう可能性がある

実際に比べてみましょう。違い、聞き取れますでしょうか?

fill - feel

fit - feet

his - he’s

will - wheel

pick - peak

lip - leap

live - leave

rich - reach

hit - heat

chip - cheap

sin - seen

sit - sea


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


④ ʊ

例:book(本)、look(見る)、good(良い)、should(〜したほうがいい)、would(〜であろう)、could(できた・できるなら)、wood(木材)、foot(足)、push(押す)、put(置く)、pull(引く)、full(いっぱいの)、pudding(プリン)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


この音はカタカナでよく「ウ」や「ウッ」と書きます。

----- ポイント-----

・カタカナの「ウ」ほど唇を丸めません。

・舌の後ろの部分が上顎に近づきます。

・「イ」の口で「ウ」を発音しているような感じです。

u と u:

例:new(新しい)、too(〜もまた・非常に)、true(真実)、stew(シチュー)、chew(噛む)、cool(涼しい・良い)、tool(道具)、pool(プール)、balloon(風船)、soon(すぐに)、moon(月)、June(6月)、rude(無礼な)、juice(ジュース)、shoes(靴)、boot(ブーツ)、group(グループ)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)



英語の「u:」の音は日本語の「ウー」とは少し異なります。

----- ポイント-----

・「ウー」よりも、最後に唇をさらに丸めます。

・「ウーヮ」のように、最後に「ワ」の口になって終わるような感じです。(⚠︎「ワ」は声には出しません)

例:go(行く)、so(とても〜、〜だから)、no(いいえ)、toe(足先)、note(ノート)、boat(ボート)、road(道)、rose(薔薇)、loan(ローン)、know(知る)、snow(雪)、slow(遅い)、pole(柱)、bowl(ボール)、cold(寒い)、phone(電話)、home(家)、hope(希望)、pose(ポーズ)、those(それら)


(下のMP3ファイルをダウンロードできない場合、こちらからもダウンロード可能です)


----- ポイント-----

・英語の「」の音も最後に「ウ」をつける傾向があります。

・その「ウ」も、先ほどお伝えしたように、日本語の「ウ」よりも、最後に唇を丸めて発音すると、より英語らしくなります。「オーウヮ」のように。

一度聞いただけで使いこなせるようになるのはなかなか難しいと思うので、お時間があるときにぜひMP3を自由にダウンロードして、練習で使ってみてくださいね。

実は、発音は「勉強する」よりも「慣れる」ことが大切です。

そして、慣れるためのファーストステップは、とっても簡単です。ただ、意識すればいいのです。

つまり、正式な英語の発音を注意深く聞き、カタカナの発音とはどう違うのか、文字通りの発音とはどう違うのかに意識を向けます。そしてその後、聞きながら、恥ずかしがらずに何度もそっくりそのまま真似して、練習をつみ重ねます

意識を向けて、何度も繰り返して練習することで、知らないうちに体が覚えるはずです。

That’s all for English vowels! 今回は英語の母音についてお話ししました。

今後は、他の日本語にない発音、または、言葉レベルと、センテンスレベルの発音、リズム、強調、音声変化などについての動画を少しずつ作るつもりなので、もしよろしければ、Youtubeのチャンネル登録もよろしくお願いします😌

それでは、See you again soon!

65,759 views
  • YouTube - White Circle
  • Instagram - White Circle